結婚と言えば、始まりはプロポーズと共に渡す婚約指輪。今では結婚指輪を重要視して婚約指輪は渡さない方も多くなりましたが、やはり大切なアイテムであることは変わりません。同時に男性にしてみれば第一関門。プロポーズの言葉も合わせて悩みどころでしょう。1人で考えるにしても女性と一緒に選ぶにしても情報は必要です。女性の指のサイズなど基本中の基本情報は押さえているとして、今回は選ばれる宝石の傾向をご紹介いたします。
ダイヤモンドだけじゃない!? 婚約指輪の宝石選び
日本で一番オーソドックスな婚約指輪
まず日本において最も一般的な婚約指輪は、地金にプラチナを使用したダイヤモンドの立爪型ソリテールです。ソリテールとは宝石を一粒だけセンターにセッティングした指輪のこと。大粒のダイヤを1つ、立爪でセッティングした指輪になります。初めて世に送り出した会社の名前からティファニー・セッティングとも呼ばれている有名なデザインです。四方八方から光が入るので、ダイヤの輝きがこれ以上なく美しく映えます。
ダイヤとプラチナは日本人にとってオーソドックスな組み合わせです。迷ったときはまずこのデザインを念頭においてみて下さい。
誕生石やカラーストーンにも注目
ヨーロッパ、特にイギリスやフランスでは誕生石などカラーストーンを用いた婚約指輪も珍しくなく、近年は国内でも若い世代を中心に人気があります。誕生石を使った婚約指輪は18世紀頃ポーランドから広まりはじめた習慣で、災いから護り幸せを呼ぶと伝えられることから好んで用いられるようになりました。
またヨーロッパでは宮廷文化華やかな時代から恋人にブルーサファイアを贈ってきました。青いサファイアは高潔や真心など清く美しい心を象徴するとされていたからです。今でも婚約指輪の宝石としてとても人気があります。ダイヤモンドにこだわらず、女性の誕生石や個性に合わせて選ぶのもお勧めです。
真心を込めて選ぶ。それが一番大切です
日本ではダイヤモンドが一番人気がありますが、カラーストーンもそれぞれ意味や伝承があり、婚約指輪に相応しい石は数多くあります。前述のように誕生石は守護と招運のお守りとしての意味もあり、婚約指輪に好んで用いられてきました。
相手の女性を心に描き、最も似合う宝石を選びましょう。渡す時になぜこの宝石を選んだのか、気持ちを込めて伝えて下さい。無難な選択よりもきっと相手の心に響くことでしょう。