映画『イン・ハー・シューズ 』~陽気で温かいウェディングシーン

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タイプの違う姉妹とその祖母、三世代の女性の物語。姉のローズ(トニ・コレット)は弁護士で社会的には成功しているものの、容姿にコンプレックスがあり、買うばかりで履いていない素敵なデザインの靴がクローゼットいっぱいに。妹のマギー(キャメロン・ディアス)は、美人で素晴らしいスタイルの持ち主だが、実はディスレクシア(識字障害)で字を読むことができない。
何をやってもうまくいかず、毎日流されるように生活している。あることが原因でローズの家を追い出されたマギーは、行くところがなくなりフロリダの老人ホームに暮らす祖母エラ(シャーリー・マクレーン)を訪ねる。マギーは施設内で介護の仕事をすることになり、そこでマギーはある人物と出会い、詩を読むことを通して字を読むことができるようになる。やがてローズは元同僚のサイモンと結婚することになり、結婚式の日がやってくる。

index 目次
  1. サムシング・フォー
  2. ジャマイカ料理店の庭でユダヤ教の結婚式
  3. マギーが贈る詩 E・E・カミングス「i carry your heart with me

サムシング・フォー

祖母エラは結婚式の会場に着いたとたん、「本当にここなの?」と驚きます。会場はジャマイカ料理の店で、しかも店名は「イヤな野郎の部屋」。準備をしているジャマイカ料理店の厨房で、エラは新婦のローズに一足の靴を渡します。新婦が結婚式当日に身に着けていくと必ず幸せになれると伝えられている「サムシング・フォー(Something Four)」

  • 「サムシング・ブルー(Something Blue)」青いもの・・・中敷きの模様は青い小花
  • 「サムシング・オールド(Something Old)」古いもの・・・かつてエラが結婚式で履いた
  • 「サムシング・ニュー(Something New)」新しいもの・・・新しく張り替えられた中敷き
  • 「サムシング・ボロー(Something Borrowed)」借りたもの・・・「あげないわよ、貸すだけよ」とエラ

この靴一足で「サムシング・フォー」の条件すべてを満たしているのです。実際には、結婚式の靴を大事に取っておいているか、サイズが合うかという問題もあり、おばあちゃんやお母さんから靴を借りるのは難しいことだとは思います。しかし女性たちに受け継がれ、思いが込められたものを借りて身につけるのはぜひ取り入れてみたい習慣ですね。

さて、結婚行進曲とジャマイカン太鼓のリズムが重なる中、ひざ丈のドレスにエラの靴を履いたローズが父親のエスコートで入場します。

ジャマイカ料理店の庭でユダヤ教の結婚式

ローズがやって来るのを待つユダヤ教のラビとサイモン。お皿の形をした小さな帽子kippaをかぶっていて、この結婚式がユダヤ教のしきたりにのっとって行われることが分かります。家族や老人ホームのおじいちゃん、おばあちゃんが見守る中、ジャマイカ料理店の庭でユダヤ教の式を行うめずらしい結婚式です。
サイモンが布に包まれたグラスかお皿を踏みつぶして割ったとともに大歓声が上がり、パーティーの始まりです。このグラスを割る儀式、「ユダヤ教のシンボルであった神殿がローマ帝国によって破壊されたことを忘れないよう」「形のあるものを割ることで不幸がこの先起こらないように」「一旦割れたものは元に戻らないので別れないように」という意味が込められているそうです。

マギーが贈る詩 E・E・カミングス「i carry your heart with me

プログラムはありません、といってマギーが姉ローズにプレゼントするのは1編の詩。E・E・カミングスの「i carry your heart with me」です。字が読めなかったマギーが

i carry your heart with me (i carry it in my heart) i am never without it (anywhere i go you go, my dear; and whatever is done by only me is your doing, my darling)(以下続く)

「あなたの心と共に 私の心を重ねて 決して離すことなく 私が行く所 あなたも共に 私のすることはあなたのすること いとしい人・・・」と、滞ることなく心をこめて読んでいきます。(日本語訳は映画「イン・ハー・シューズ」より引用)

実際にキャメロン・ディアスは、2012年に行われたドリュー・バリモアの結婚式でこの詩を朗読して大変感激されたそうです。

映画のエンディングは、ジャマイカ料理店の庭で老若男女、飲みながらレゲエのリズムで踊って楽しんでいる結婚式後のパーティー。会場はもちろん豪華でも、きれいでもなく、演出やドレスもシンプルで華美なものは一つもありません。特別にお金もかけず、みんなに笑顔で祝福されるとても陽気で温かい「いい結婚式だなあ。」と、深く印象に残る結婚式の場面です。レゲエアレンジされた結婚行進曲や、Bob Marley の「Is This Love」など、音楽も結婚式準備の参考になるかも。

タイトル:イン・ハー・シューズ

原題:In Her Shoes
製作年度:2005年
製作国:アメリカ

Text by:AISA

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