プロデュース会社でなければできないこととは―夢を実現するウェディングプロデュース会社の活用法<後編>
プロデュース会社の目線だからできることに着目する
「お客様にとって、素敵なことを提供してあげることは、他社と区別化する上でも重要なことです。お客様に一目で“個性”をお伝えすることによって、お客様が満足できる結婚式をプロデュースできるのですから。お客様は、まずプロデュース会社のサイトで、特徴を把握して、『何をしてくれるか』と想定してみたほうがいいでしょう。」 「例えば、よその会社になりますが、レンタルドレスを扱っているプロデュース会社がありました。ドレスはレンタル代がかかりますが、通常のプロデュース会社を通すと2倍かかるところを、その会社は1.2倍くらいで着られるプライスにしている。これはお客様にとって、大変メリットのある結婚式になりますね。」
担当者がサポートしてくれる安心感
コスト削減効果の大きいプロデュース会社との出会いは、まさにラッキーですが、ほかにもにプロデュース会社の良さは、次のようなことが挙げられるそうです。 「打ち合わせの担当が、当日の式の最後までプロデュースするところがほとんど。でも念のために確認しましょう。最後までプロデュースしてくれるメリットは、例えば新郎新婦がマリッジブリーになりにくいということですね。もしプチ程度のマチッジブルーなら、担当がメンタル面もカバーしてくれます。」
コーディネート力も強い味方!
メンタル以外にも、様々な恩恵をうける方法も、知ってきましょう。 「例えば、レストランウェディングの場合、お客様が単独で交渉した場合、料理と飲み物の他にオプションを選ぶことがあります。ところが、お客様はちぐはぐなものを選びがちです。プロデュース会社の担当なら、コーディネートしてくれますから、バランスのよいものを選べるので、結果的にコストが安くなりますね。」 また特定の式場と契約していないプロデュース会社も、注目されているそうです。 「もしかしたら、Aという会場を売らなくてはいけないプロデュース会社なら、選び方が狭くなるでしょう。その点、特定の式場と契約しているわけではないプロデュース会社なら、お客様の希望を叶えることがモットーなので、中立の立場で会場を案内できます。ですから、お客様のニーズに近くなりますね。」
選ぶポイントは「ホスピタリティ」
最後に、プロデュース会社の要となる担当、つまりプランナーを選ぶ目安は、意外にも“基本の基”でした。 「先輩に聞くと、昔、プランナーを鼻にかけるようなスタッフがいたそうです。でも今は、ウェディングプランナーは、あくまでもサービス業。お客さんの見えないところで無駄の積み重ねをどんどんして、そのうち100人に1人でもいいから、『そんなことまでしてくれたんですか』とお客様に言ってもらえるためにやるのがサービス業。見えるところだけの仕事は、ホスピタリティではないですから。このことをちゃんと肌で理解しているプランナーなら、安心です。老舗や若いプロデュース会社も関係なく、またプランナーも年齢やキャリアを度外視して、ひたすらホスピタリティで仕事をしているかどうかが、大事なんです。」 ホスピタリティをモットーに、決断力と細やかな配慮が同時にできるウェディングプランナーを、ぜひ見つけたいものです。
プロデュース会社活用の利点-夢を実現するウェディングプロデュース会社の活用法<前編>(写真提供:八芳園[Photo Tree House])