最近では日本でも3組のうち1組の夫婦が離婚するとされています。一方で結婚する夫婦うち4分の1がどちらかが再婚とのこと。結婚する相手が再婚、自分が再婚、お互いに再婚というケースも少なくないでしょう。
婚活中の方のなかには、長らく独身であり続けた人よりも、経験者のほうがいいという場合も。私はできればお互いはじめてのほうが良かったですが…私の夫は再婚でした。知り合いにも同じようなケースもありますし、ママ友の1人も「実は私たちお互い再婚なの…」と打ち明けてくれたこともあります。
再婚での結婚式を成功させるにはどんな点に気をつけたらいいのか。私や友人たちの経験を元に考えてみたいと思います。
自分が再婚の場合、自分の“経験”を踏まえすぎはNG
私もそうでしたが、相手が再婚だった場合、前の結婚相手のことはとても気になります。どのような結婚式をしたのかも気になります。過去があるからこそ隠し事はしないというのは大切でしょう。
しかし、一方で結婚式の経験者だからといって、一事が万事“先輩面”して意見されるのとはとても嫌なものです。これは結婚式に限らずです。たとえば、「エンゲージリングなんてタンスの肥やしになるだけだから…」「結婚式の写真なんてたくさんあったって見ないよ」とか言われるのは気持ちよくはありません。
さらに、今回の結婚式が地味なのに対し、前の結婚式がいかに豪華であったかを語られるのも複雑ですね。これは男性の友人話ですが、奥さんのほうが再婚だったのですが「前はお色直し2回したけど、今回は仕方ないわね」と言われて、とても嫌だったそうです。
前回の結婚から学ぶのは良いとは思いますが、相手が変われば結婚も結婚式も違うものになるのです。そして、相手は結婚式という人生最高の幸せなセレモニーに前妻や前夫の存在を感じたくはありません。ここは初心にかえってまっさらな気持ちで感動をともにするよう心がけることが重要です。
「隠し事はなしない」が「先輩面はしない」この相反する行動の難しいバランスをどうとるか、これが難問です。前の結婚式のことは聞かれれば答えるが、自分からはあえて語り出さない、このスタンスでいくのが無難のように思います。
結婚式の規模、ゲストは慎重に検討すべし
再婚での結婚式で、前回結婚式をあげている場合、悩むのはどれくらいの規模の結婚式をあげるかです。
大勢のゲストにお披露目したいという気持ちはあるかもしれませんが、二度同じ人の結婚式に招待されたとしたらどうでしょう。ご祝儀をもう一度包むことになりますし、「1回失敗したのによくあんな大掛かりな結婚式をするな」と内心思う方もいるはずです。実際にそれを口にしてしまう人もいるようで、とくに親戚のおじさん、おばさん、親しい関係にある男友達などは「お前には二度も祝儀をやった」と面と向かって言われたというケースもあります。
言った本人に悪意がなかったとしても、結婚式当日には聞きたくない言葉ですね。それを避けたいと思えばやはり結婚式の規模を小さくし、ゲストを厳選する必要があるかもしれません。
気をつかう再婚の結婚式だけど…
やはり初婚同士とは違う気苦労がある再婚での結婚式。断念する方も少なからずいることと思います。しかし、私たちは小規模ながら結婚式をあげて「やって良かったね。結婚式ってやっぱりいいものだね」と意見は一致しています。私たちは夫婦として歩き始めたばかりのときに小さいながら結婚式というお披露目ができて、区切りがついたことは夫が再婚であるからこそ良かったとも言えると思います。
いろいろな事情、考え方はありますが、ブライダルでは写真とお食事会だけといったシンプルな結婚式プランを多く紹介していますので、再婚の方も検索してみてはいかがでしょうか。