結婚式や披露宴などの準備が終わり、いよいよ明日は挙式。ほっと一息もつかの間、明日の結婚式に、写真撮影があることを思い出します。お肌の調子を整え、ベストコンディションで迎えたい記念撮影。一生に一度のウェディングドレスに白のタキシード。あるいは白無垢に袴姿かもしれませんね。永遠の記念となる撮影に緊張してしまうかもと、就寝前に、ちょっと不安になります。仲間とピースを繰り返してきたショット写真をSNSでアップするのとは、全く異なる撮影。果たして、スタジオでちゃんとポーズを決めることができるのでしょうか。

そんな不安を払しょくして、リラックスした撮影に臨むためのアドバイスを、ホテル椿山荘写真室(株式会社ビジュアライフ)のカメラマン・小倉秀樹さんが次のように語ります。

「当たり前のことですが、写真というものは撮影される人が完璧な撮影を目指すものの、写真を見た人が、写真の背景やその場の印象などを膨らませるものです。要するに、見た人に委ねるということですね。ですから“完璧な写真”を意識しないで、いつも通りの、ありのままの自分自身でいてください」

大ヒット映画『アナと雪の女王』のサビの歌詞通りに、「ありのままの自分でリラックス」を心の中で唱えるといいでしょう。でも、撮影前に、これだけは覚えておいた方がいいというポイントもあるはず。小倉さんはさらにアドバイスをしてくれます。

「過度なポーズを取り過ぎないことですね。SNSのアップ写真の中に、盛り上がっているせいか指を立てるなど、オーバーなポーズが目立つことがあります。楽しい仲間たちとなら、どんなポーズでもいいですが、ウェディング写真はセレモニーですから、大げさなポージングを避けたほうがいいでしょう」

さらにスタジオでカメラマンが臨機応変に指示出しをするので、安心してもいいと、小倉さん。

「一昔の『先生』と呼ばれていたカメラマンと違って、今は新郎新婦と会話を楽しみながら、リラックスした気分を大事にしながら撮影しますから、かしこまらずに安心して大丈夫です。私ならまず、二人の馴れ初めを聞きます。思い出に浸ってもらい、今までの中で一番素敵な瞬間を思い出してもらうと、ベストショットが撮れるのです。決してドラマチックな演出を施すのではなく、新郎新婦との会話を楽しみながら、自然の流れを作ることで、お二人の緊張も次第に解れていきます。和気あいあいとした撮影の中でも、きちんと強弱をつけながら、ピリッとした仕上がりになりますから、安心してスタジオのカメラマンにまかせてくださいね」

写真は見る側に、撮影はスタジオのカメラマンに、それぞれ“おまかせする”という感覚で臨めば、ガチガチに緊張することもなさそうですね。仕上がりと、写真の反響を楽しみにする。これも挙式前のリラックス法の一つです。

カメラマンにおまかせと言われても、初対面だからリラックスできないかもしれない。そんな不安を抱えるカップルには、秘策があるそうです。
「テニスラケットやサッカーボールなどなど、二人の思い出を物語るグッズと一緒に撮影すると、それまで緊張していた顔が、不思議に緩くなって、次第に笑顔になっていきます。思い出の品々をぜひ持ってきてください。予め、スタジオに連絡してくれると、嬉しいですね」(小倉さん)

思い出の品々をスタジオに持参する。これなら二人の思い出が自然に蘇りますね。笑顔も自然に浮かび、結婚式のムードを盛り上げてくれますね!