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結婚の「今」を徹底追及!

写真だけの結婚式 Pridal
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知れば納得!おもしろい!世界の結婚式の儀式をご紹介!

2019-01-15

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記事

結婚式は国、民族、民族によってその形は様々。そこで行われる儀式も多種多様です。中には意味不明なもの、奇妙なもの、ユニークなもののありますが、その意義、由来を知れば、なるほど!感心させられることも多く、結婚式の奥深さに触れられます。ここでは、そんな結婚式の儀式の内容、由来、意義をご紹介していきます。

1. 受け継がれる伝統を重んじるユダヤの結婚式

「他では見られない、たくさんの儀式」

宗教と民族の伝統を大切に守り続けているユダヤの人々。日常の暮らしのなかで様々な儀礼が今も受け継がれていますが、以下のように、結婚式にも様々な他では見られない儀式があります。

1-1. 新しい家庭の象徴「フッパ」

「フッパ」とは、4本の柱で立て、その上を布で覆って天井にした天蓋のこと。この小さな家が、新郎新婦が共にする初めての家となります。柱はふたりを支えてくれる家族、友人を象徴しており、結婚式では実際に彼らが柱を支えることがあるようです。また、この家は、柱と天井はあっても壁は一切ありません。それは、いつでも開放的にお客を喜んで招いたイスラエル民族の祖、アブラハムの家庭に習っているからだそうです。

フッパでは以下のような儀式が行われます。まずフッパの中に花婿のみが座り、祈りを捧げます。その周囲を花嫁、花婿の母親、花嫁の母親の三人が7回周ります。この7回周るというのは、創世記で神が7日世界を創造したことをなぞらえたもの。女性によって新しい家庭という1つの世界を作られる。そんな意味があるのかもしれません。

1-2. 人生の教えがこめられた「ホーラ」

チェアーダンスとも呼ばれている「ホーラ」。結婚式だけではなく、成人式などおめでいたい時に行われる伝統のダンスです。その内容は、それぞれイスに座った新郎新婦がイスごと参列者に担がれ、その上でダンスを披露するというもの。なにしろ不安定なイスの上ですから、始め新郎新婦の顔はこわばっているそうですが、最後は笑顔で手をつないだり、ハンカチを回して見せたりと、パフォーマンスまでして、とても盛り上がるんだそうです。

みんなに支えられたイスの上で新郎新婦が躍る「ホーラ」には、高い所に達するには努力を重ねなくてはいけないという意味があります。同時に、地に足をつけた生活が大切であるという教えがこめられているとのこと。さらに、周囲の支えの大切さをふたりに認識させるものでもあるそうです。楽しそうですが、大変意義深い儀式ですね。

1-3. 民族の歴史を心に刻む「新郎がグラスを足で割る」

グラスを割るというのは、通常は演技の良いものではありませんが、ユダヤ式の結婚式のラストでは、新郎が飲み干したワインを足で踏み割るという儀式があります。

この時の割れたグラスは、古代エルサレムにあったエルサレム神殿がローマ帝国の軍に破壊されたことを象徴しています。その後、ユダヤの人々は、世界中を放浪するという苦難の道を歩むことになったのです。ユダヤの人々は、この悲しみの歴史を忘れないために、今でもおめでたい結婚式の最後にこの儀式を行っています。

また、もう1つ。粉々になったグラスは、二度とは独身には戻らない意思と願いも込められているそうです。一つ一つの儀式を大切にしているユダヤの人々。知ってみると、そこにこめられた教訓は祝福と、暖かい家族のにおいを感じます。

参考:
『英国式結婚の手引き』ジャン・アークレス著 繊研新聞社
「グラスを足で踏みつぶし!割って!粉々にする結婚式?」株式会社不動産流通研究所 (外部リンク)
「ユダヤ人の結婚式で定番の「ホーラ」ダンスって何?」WEDDABROAD (外部リンク)

2. 祖先の誇りを伝えるアフリカ系アメリカ人の結婚式の儀式

「ほうきの上を、手をつないでジャンプ! ジャンプ・ザ・ブルーム」

「ジャンプ・ザ・ブルーム」は、文字通り、手をつないだ新郎新婦がほうきの上を飛び越える儀式。アフリカ系アメリカ人特有のものです。そのルーツは南アフリカにあり、昔、かの地の結婚式では、悪霊や不正を祓うという意味で、新郎新婦の頭の上でほうきをふったことからきているそうです。日本の神道のお祓いと同じような感じだったのでしょう。

この儀式が今もアフリカ系アメリカ人に受け継がれているのには、深い理由があります。かつてアメリカに連れて来られ奴隷にされたアフリカ系アメリカ人は、結婚は許されませんでした。しかし、そんな不遇の時だからこそ、お互い支え合い絆を持つことが必要だったのでしょう。愛し合うカップルは、密かに手をつないでほうきを飛び越えるという、故郷のものに似た儀式を行い結婚の証としていました。本来ほうきは厄災を祓うものです。しかし、過酷な環境のなかでも手に手をとって共に生きようする夫婦は、ほうきをあえて厄災の象徴として飛び越えたのかもしれません。

「ジャンプ・ザ・ブルーム」は、アフリカ系アメリカ人にとって辛い歴史を思い出せるものです。しかし、今でも、お互いの絆を頼りに強く生き抜いた先祖の姿を誇りにこの儀式は伝統として残っています。

因みに、現在ではより高く飛んだほうが家庭で実験を握るという説もあるとか。また、「君とジャンプ・ザ・ブルームしたい!」というように、その言葉自体結婚の代名詞となっているようで、いずれにしても大切にこの伝統は伝承されています。

3. 生まれ育った家族と別れ、新たな家族に迎えられる、モンゴル民族の結婚式の儀式

「花嫁の家族が歌う別れの歌」

先祖代々の伝統的な遊牧生活を守っている人々も多い、モンゴル民族。テントのような移動式の住居であるゲルで暮らしていることは有名ですが、1帳のゲルには、夫婦を中心とした1家族で暮らしてるのが一般的。兄弟、親子などがいくつかのゲルの集団を作っていて、一族として支え合っています。

モンゴルでは花嫁は結婚で、生まれ育った父母のゲルを去り、花婿の一族に加わり、夫婦で新たなゲルの主になります。そこで夫の一族のなかで、新しい夫婦として新生活を始めるのです。

モンゴル族の結婚式は、早朝伝統的な楽器である馬頭琴の音色と共に、花婿の家の人々が、花嫁を迎えるくるところから始まります。モンゴル族の結婚式では式の進行に合わせて決まった儀式の歌が歌われます。その内容は、家族への恩であったり、故郷の自然を讃えるものであったりと、人々の暮らしや思いがそこに表現されているのです。

日本では新郎新婦から両親への感謝の手紙がありますが、モンゴルでは、結婚式の最後に、花嫁の家族が別れの歌を歌います。その内容は、「愛する娘を花婿に贈るので、大切にしてほしい。全て順調にことが運ぶように」というもの。それに対して、花婿の家族は「新婦を私たちは大切にしますから安心して」と歌って返します。

今の日本の価値観とは異なる結婚の儀式ではありますが、情緒豊かで、愛情のこもった結婚の儀式ですね。

参考:
「モンゴル族の結婚式」猫娘の日常 (外部リンク)

4. キリスト教なのに神父がいない、クエーカー教徒の結婚式

「儀式一切無し!騒がず、静か、しかし、感動的」

結婚式といえば人生のセレモニー。おめでたいことですし、賑やかで楽しいお祝いというイメージがありますね。しかし、キリスト教の一派であるクエーカー教徒の結婚式はそれとは別物。初めから最後まで、ひたすら沈黙が支配する、極めて質素な儀式なのです。

クエーカー教徒の結婚式では、花嫁は辛うじて華美な飾りのないウェディングドレス姿ですが、新郎はモーニングを着用しません。他のキリスト教の式でみられる、ブライズメイド、ベストマンも無し。それどころか、音楽も讃美歌も、なんと神父や牧師もいません。つまり、宗教的な儀式すらないということです。

儀式をしない代わりに何をするかといえば、以下の通り。まず、列席者一人ひとり、自分たちが結婚した時の話や、新郎新婦との思い出話をします。他には、新郎新婦による結婚の宣言、結婚証明書の署名などです。そして、結婚式の最中、誰かが話を終える度に10分ほど沈黙の時間を挟むのが大きな特徴。一般の結婚式にあるような高揚感はなく、へたをすると眠気を感じてしまうほどゆっくりと、淡々と進行します。

厳かな儀式もなく、華やかな飾りもなく、賑やかなお祝いもない。しかし、精神性を重視するクエーカー教ならではこの結婚式は、とても感動的なもの。静かな結婚の誓いと祝福に満ちています。

参考:
『英国式結婚の手引き』ジャン・アークレス著 繊研新聞社

5. 結婚が嫌になるほど過激な中の結婚式後の儀式

「闹洞房(ナオドンファン)」

中国の風習である「闹洞房(ナオドンファン)」。その意味は、「新婚夫婦の部屋を騒がせる」。結婚式自体の儀式ではなく、結婚披露宴後の儀式です。その内容は、結婚式を終えた新郎新婦が初夜の寝室に親類や友人がわいわい押しかけて、大騒ぎするというもの。具体的には、ふたりの馴れ初めを話させたり、頬にキスさせたり、プロポーズをさせたりといった日本でいうと二次会に近いもの。古くは、この儀式はふたりが末永く幸せに暮らせるよう邪気を払うためであり、もう1つ、若いふたりへの性教育の一環だったそうです。

しかし、現代の「闹洞房(ナオドンファン)」は、本来の意義からはかなり逸脱したものになっています。欧米のバチュラーパーティーをさらに過激にしたようなこともままあり、笑いごとではすまされないようなことも。例えば、ふたりの布団にカエルを入れる。屋根に穴をあけて水をぶちまける。新婦のパンティーの色をネタにゲームをするなど。

また、「闹洞房(ナオドンファン)」の餌食になるのは新郎新婦だけではありません。独身の若い人から選ばれる介添え人までが儀式を受けるそうです。お蔭で介添え人のなり手がいない場合もあるそうで、介添え人請負業まで存在しているとのこと。

聞いている分はおもしろいですが、自分がと考えると、結婚をしたくなくなる「闹洞房(ナオドンファン)」。これを乗り越えてまで結婚したい相手ならきっと末永く幸せに暮らせるに違いありません。

 

ユニークな世界の結婚式の儀式、いかがでしたでしょうか。なかには自分で体験したい、取り入れたい儀式もあったのではないでしょうか。最近ではそうした結婚式を観光イベントとして体験できることもあるようです。

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ライター:AY

AY画像仕事も私生活ものんびり派。ライター業は30代から、結婚は35歳で早もうすぐ四十路・・・。お陰様でビジネス、自己啓発、夫婦生活、エンタメなど幅広い分野で執筆活動中。仕事も結婚生活も続けられている幸せをかみしめつつ、現代を生きる一生活者の目線で執筆しています。

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