「ラブジェネレーション」にみる、恋愛・結婚プロセス論。

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1997年10月13日から12月22日まで、フジテレビ系列の「月9枠」で放送されていた木村拓哉と松たか子主演の恋愛ドラマ「ラブジェネレーション」。「この恋のために生まれてきた」というキャッチコピーは、そのまま最終話のタイトルにもなっています。広告代理店のクリエイティブ部で働く片桐哲平(かたぎりてっぺい)は突然、営業部への異動を命じられます。その異動先の営業部で、自慢のロン毛をバッサリと切ってしまう、ナマイキなOL・上杉理子(うえすぎりこ)と出会います。また、兄・荘一郎と婚約している、高校時代に交際していた水原さなえとの出会いも。哲平と理子は、ケンカをしながらも慣れない営業の仕事をする中で、様々な衝突を乗り越えながら、鉄平と理子はやがて運命の恋へと落ちていきます。

index 目次
  1. 「完璧な恋愛」はフラストレーションを生む
  2. 自分自身に自信がないからプロポーズができない
  3. 恋愛は、その先にある人としての生き方、幸福を得るためのプロセスに過ぎない

「完璧な恋愛」はフラストレーションを生む

平均視聴率30%というこのドラマは、当時もっとも注目されたラブストーリーです。あけすけで天の邪鬼な理子の言動に、共感した当時の女性も多かったのではないでしょうか。仕事で失敗した哲平を得意の手品を披露して励まそうと、寒い中で哲平の部屋の前で長い時間待ち続ける姿は、ほほえましくもあり、思わず視聴者として応援したくなります。

一方哲平は、さなえに再開した事で急速に惹かれていきますが、兄・荘一郎との婚約がうまく進むようにふるまっていきます。そうしていくうちに、社内旅行でお互いの心に気がついた哲平と理子は、交際していることを社内で公表し、堂々と付き合っていくことにします。

恋愛の最初の時期は、誰もが経験するようなすれちがいや勘違い。そこにあるのは、「完璧な恋愛」への追求です。そのためには、相手にもっと振り向いて欲しい。自分のことだけを見て欲しい。ドラマの前半では、理子が哲平に対して抱く、「好きになりすぎてしまった」気持ちからの言動が光る展開になっています。

自分自身に自信がないからプロポーズができない

この物語の中での哲平は、広告クリエイティブから営業という、全く違う仕事環境の中で、ビジネスマンとしてもがき苦しんでいます。理子との恋愛の中で力強さに欠けるものがあるのは、自分に対する自信を失いかけていたからかもしれません。そうした中で、荘一郎の浮気が原因で、さなえが哲平への恋愛感情を復活させてきます。さなえと哲平がキスしている現場に遭遇した理子は、その場の勢いで哲平と別れることを宣言。
長野で実家のペンション経営を手伝うことにして、会社を退職し、しかもお見合いまですることになります。その知らせを聞いて、哲平は長野へ。再開した哲平と理子は、目の前からいなくなったことで初めて、お互いの存在の大きさを感じ、再び結ばれます。

恋愛は、その先にある人としての生き方、幸福を得るためのプロセスに過ぎない

このようにあらすじを並べてみると、ラブジェネレーションは、普通の恋愛ドラマの1つにすぎませんが、大きなメッセージが隠されています。それは、哲平が理子に対してプロポーズするシーンに凝縮されています。

哲平「お前さ、ハゲって嫌い?」

理子「キライ」

哲平「じゃあ、腹の出たオヤジは?」

理子「イヤダ」

哲平「お前さ。オレがハゲて腹の出たカッコ悪いじじいになっても、隣でずっとみていてくれないかな」

理子「・・・」

哲平「そのかわり」

哲平「オレはお前がさ、顔にしわが出来て、胸もたれてさ、しわくちゃのばばあになっていても、ずっとみていてあげるからさ」

理子「それって、結婚ってこと?」

哲平「・・・正解」

この後で、哲平は「一人でいる自分に全然満足できていないのに、何で他人の人生を引き受けられるんだと考えていたけど、そんなことをいっていたら、一生二人になんかなれないだろ。いいじゃん別に、一人で強くならなくても。二人で一緒に強くなればいいじゃん」と、理子に結婚の意思を改めて伝えています。
このプロポーズが、ラストシーンでは活きています。それは、レンタルビデオやフジテレビオンデマンドなどで本編をじっくりとご確認してください。
ラブジェネレーションのノベライズ本のあとがきで、当時のフジテレビプロデューサー小岩井宏悦氏は、哲平と理子が激しい恋に落ちて別れ、そして再び結ばれる過程、そのような恋愛とは、その先にある人としての生き方、幸福を得るためのプロセスでしかないといっています。ラブジェネレーションでは、恋愛という単なるプロセスの中で傷つき、泣き叫ぶことに対する愛しさ、生きることの喜びや悲しみを表現したかったと述べています。
じじい、ばばあになっても、仲良く暮らせる二人になりたい。愛の世代にいる全ての人たちにとって、反芻したい言葉だと思います。

Text by:PLAN G(大坪和博)

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